※「見かぎり少女と爪弾き」(Ⅱ431話)まで読んだ段階での周回感想。



感謝話(クリスマスIF)

「まぁ、……当たりを引いたってことで良いんじゃないか?アーサーの日頃の行いってことで」

良いものを引いたアーサーに対するエリック副隊長のこの発言、
このあとプライドが用意したプレゼントを引くことになるエリック副隊長に返したい!!

エリック副隊長の日頃の行いってことで!!



Ⅱ272

もっと大人になったらお兄さんの気持ちもわかるようになる

ってネル先生が言ってるのは
ネル先生自身の実体験もあるのだろうか?



Ⅱ274

レイからもらったライアーの資料の話に移ったときから
呼吸が震えて心臓が痛い…。

ここから衝撃の事実が発覚する展開になることを知っているから。

さらに、
洗脳状態にない本来のライアーのことももう知っていて
そのライアーのことをだいぶ好きになったから
奪還戦中のことを思い出すとつらい
という意味でも初見時とは別のしんどさを感じてる。

……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛………苦しい…………。



Ⅱ279

ティアラの予知の中でのレイ、
初見ではまったくもって理解できなかったのに
今は理解できるようになってしまった。

理解はできるようになったが、
何やってんのと叫びたくなるし、
ライアーのためを思うならむしろやめてくれと訴えたくもなる。



Ⅱ280

初見中はこのあと起こりうることに意識を持っていかれてたけど、
時間も忘れてひたすらライアーを捜しまわって彷徨っているところは健気だなぁ。



Ⅱ282

貴族とはいえ下級層生活の経験もあるレイが
裏通りでの野宿に抵抗がないのもわかる。

でも下級層では
危機回避能力が高いライアーと一緒だったから
生き延びてたと思う。

レイが治安も良くない場所で1人野宿をするのはやっぱり心配だわ。

野宿することにならなくて良かった。



Ⅱ284-1

レイの椅子を蹴飛ばすまで
ネイトが背後にまわっていたことに誰も気づかなかった件、

このときネイトがゴーグルを目につけていて、なるほどなぁ。

ネイトの発明すごいね!



Ⅱ285-2

ライアーの判決がわからず落ち着かないレイが

> 最終的にはパチン!と自分の顔前で手を叩き、そのまま両手で髪を背後へ流し直した。

…ここでも顔前で手を叩いていたのか…。



レイにとって

ライアーは
〝棺桶〟に捨てられた自分を拾って
ずっと守ってくれて命がけで助けてくれた人で、

他の裏稼業は
自分に危害を加えようとし
ライアーのことを傷つけ奪った恨むべき相手だから

全然違ってて、一緒にしてほしくないのも当然か。


でもプライドの窘めが尤もだな。
知らないのに理解するなんて無理な話。



Ⅱ288

「大体人身売買のツテなんかあるのかよ?言っとくがお前の行き付けじゃこんなガキ」

「行き付け」って
初見では市場の話かと思っていたが、娼館のことだったんだね。



Ⅱ304

トーマスさんが
ライアーとは全く違う口調で、雰囲気で、
レイと話しているのを見ていると不思議な気持ちになる。

今のレイとライアーの会話も
ライアー視点の話もしっかり見た後だから

トーマスさんの
ライアーだけどライアーじゃなくて、
ライアーじゃないけどライアーで……、

っていうところを初見時より明確に掴める。

結果、初見時にも増して
困惑と切なさと悲しさと嬉しさと愛おしさと
形容しがたい何かとが入り混じった不思議な気持ちが湧いてきた。



ライアーがレイを女と偽っていたのは
売らないのを怪しまれないようにするためであって
もともとはレイのためではない。

でも情が湧くほどレイを守るための思考が混ざっていた可能性は否定できないかな。



トーマスさんが炎を溢れさせるレイをおいていけなかったの、

………ライアーだなぁ……。

ライアーなら
泣きながら声を荒げ感情のまま炎を暴走させるレイを…、
そんな昔の自分と重なるレイを、おいていけやしないだろう。



ライアーに記憶がないことを嘆いたときと
ライアーを見つけられて嗚咽を漏らして泣いたとき、

この話で2度、涙を見せたレイに
トーマスさんは理由はわからないけど漠然と胸を絞られたり、
驚くほど胸騒ぎを覚えたりしている。

周回だと ここ(特に2度目)のトーマスさんの様子に
一番ライアーの面影が見えた。



先の展開を知っていても号泣してしまったわ…。



Ⅱ309-1

プライドがヴェスト叔父様に訊きたいことの1つの

> 屋敷でのアレはやはり……とか、

ってジルベールの特殊能力の秘密を
アラン隊長とカラム隊長にも気づかれる形になっていた点から
事が済んだら2人の記憶を消す気なのかということか。



Ⅱ311

現実の今より2年後にあたるゲーム軸のレイ、
〝クロイ〟の名前を覚えてはいたらしいし
体調に気を配ることもしていたのか。

ゲーム軸のレイは
〝クロイ〟に無関心なのかと思っていたけど、
思っていたほど無関心でもないようだ。



人身売買が最も嫌いだったライアーの気持ちを思うと余計に
ゲーム軸のレイが人身売買の市場に足を踏み入れていることに青ざめる。

レイを一番近寄らせたくなかった場所だろうに…
よりにもよって自分を捜すためだなんて…救いがない…。

現実ではレイを市場に踏み入らせることなく済んで本当によかった。



Ⅱ300特殊話

ティアラからプライドへの提案、
「ですから是非またお部屋に飾る花を選んで貰ってはいかがでしょう?」

「また」…。

すでにアラン隊長とカラム隊長に選んでもらったことがあるから「また」か。



Ⅱ315

ネル先生が来るときの近衛が
自分で大丈夫か心配してるアーサーに対するステイルの発言、

「どうせ顔を合わせたこともないんだから堂々としていろ」

………まさかの顔見知りだった…!!



Ⅱ324

冒頭の3人のセリフは
ローランドさん→ブライス隊長→ケネス隊長の順だろうか?



アーサーが挙げていたのがノーマンさんなのはわかったが
他は誰が誰を挙げたんだろう?

ケネス隊長は
アラン隊長とカラム隊長と同期入隊だから
そのどちらかだろうか?

ブライス隊長は二番隊だから関わる機会は一番隊が多そう。


で………、
ローランドさんの情報が少なすぎて絞れない。

二番隊と九番隊ではないのはわかるけど何番隊なの?

ローランドさんの情報がほしい。



Ⅱ325

ゲーム軸のアムレットが
『教えて下さい‼︎彼の過去に……何があったのですか……⁈』
と尋ねているのって

ブラッドのことをアーサー騎士団長に、だろうか…?


山ごと火事にした後のことはまだ知らないが、

ブラッドは一度騎士団に捕らえられて裁判にかけられて
人身売買組織の襲撃による特殊能力の暴走事故ということを考慮して釈放
……というのが妥当かな?

そういう経緯があるとしたら
アーサー騎士団長がブラッドのことを気にかけるのもわかる。

ゲーム軸でもノーマンさんが
生前 騎士団に所属していたのだとしたら、なおさら。


……ゲーム軸だと騎士に志願する人は少ないはずだが
ブラッドが将来騎士になることを思うと
ゲーム軸でもノーマンさんは騎士だった可能性が高いかな?



Ⅱ326

フィリップさんがアムレットに教えたパウエルのこと、

> 〝家族を亡くして家が無い〟

家族も家も
おそらく今だって存在することには存在しているはず。

……パウエルを迎えてはくれないだろうけれど…。


パウエルにはこれからも今の場所で幸せに暮らしてほしい。

ただ親をはじめ村の人たちが
パウエルがいなくなったのを喜んで
のうのうと暮らしていることを想像すると釈然としない。


国内でも特殊能力者への理解が不十分である問題は
積極的に解決に向けて動かないといけない問題だから
作中でその動きがあってほしいな。



Ⅱ327

ブラッドの誕生日祝いか。

妹の誕生日に
妹を含む愛する家族全員の命を奪ってしまったブラッドにとって
「誕生日」というのは自責の念がことさら強い日かもしれない。

ブラッドの悲劇を知ると
『僕なんて、生まれてこなきゃ良かったのにね』
と考えてしまうのも自然なことだと思う。

でもだからこそ、
生まれてきてくれてありがとうと伝えてほしいね。